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Career

運用業務はルーティンじゃなく、アップデートし続けること。インハウスエンジニアとして感じるやりがい

2022.12.15

プラスディーでは、“人や企業の営みのすべてが、デザインの対象であり得る”という考えから、2021年9月より、社員全員が「X Designer」として自身の肩書を定義した。対象には、ディレクターやエンジニアなどのクリエイティブ職はもちろん、広報や経理などのバックオフィス職も含まれる。全員がデザイナーを名乗ることで、社内外にどんな変化が生まれるのか当事者である社員へのインタビューから明らかにしていく。

今回インタビューするのは、エンジニアの山口 高宏。エンジニアとしてオープンハウスグループ(以下、OHG)に常駐。OHGとプラスディーのどちらのことも把握できる立場で運用業務に関わる山口に、「Operation Designer」を名乗る理由を聞いた。

Profile
山口 高宏:エンジニア「Operation Designer」

熊本のWeb制作会社でキャリアをスタート。主にネットショップサイトやコーポレートサイトの構築を担当していたが、最新技術の習得やweb上での新しい表現方法の模索など、さらなるスキルアップを目指すため上京。
数多くのプロモーションを手掛けるプラスディーに魅力を感じ入社。入社後はアニメジャパンのイベントサイトや、マウスコンピューターのECサイト、新卒メディアなどの大規模サービスサイトの構築に携わる。その後、オープンハウスグループに常駐しエンジニアチームのサブマネージャーを担当。

改善の近道は自分の仕事に責任を持つこと

――メインで担当している業務は何ですか?

OHGの戸建て物件販売用のメインサイトと採用に関わるサイトの運用業務を担当しています。業務は大きく分けて二つあります。

一つ目が、戸建物件販売サイトにおける、営業の情報修正、店舗情報の追加、リリース情報のアップデートなど日々の更新業務。
二つ目が、KAIZENやKARTEといったテストツールを使用したABテストの実施。

その他には、常駐しているエンジニアチームのマネージメントも担当しています。

――それぞれの業務に対して気をつけていることや目標を教えてください。

最近は、他のエンジニアが担当したABテストなどの業務に対して、スケジュールの調整やコードレビューをすることが多いです。
作られたコードを見てルールに沿っているか、エラーが発生してないかなどを確認しています。
特に気をつけているのは、ミスやエラーの根本的な問題の解決です。短納期で慌ててやると気づかないところでエラーがでることもあります。そういった問題を運用の段階で拾い上げ、どうしたら無くしていけるかを考えるのが直近の課題でしょうか。
作業をしている段階でフロー上必要な情報が無く、問題が発生することもあります。その場合は、情報収集の仕方をアップデートすることで問題の解消を試みます。

――今の仕事の魅力や、やりがいはなんですか?

運用業務に関わることによって、サイトに来るユーザーがどんな導線でサイトの中を回遊しているかや、そのサイトがどう使われているかを今まで以上に自分事として考えられるようになりました。作って終わりではなく、サイトの改善点を洗い出すことでサイトをよりよくするための提案ができることが運用業務の魅力です。
今は、UXの観点でUIの細かいアップデートや表示速度改善、SEOの施策など、ありとあらゆる部分での改善を進めています。クライアントワークでは納品した後の運用はクライアントが行うことも多いと思います。そうではなく、ひとつのサイトを運用・改善していくことで、そのサイトの未来まで責任を負っている部分にやりがいを感じます。
また、メンバーのマネジメントをするにあたって、スケジュールやリソースの管理も行っています。インハウスのエンジニア以外にも、他の部署でOHGの業務にかかわっているエンジニアも複数いるので、密にコミュニケーションをとって情報の共有や更新フローの整理を進めています。
マネージャーという立場から、メンバーに依頼した仕事の最終チェックやコードレビューなど、チームとしてどんなふうに仕事をしていくことがベストなのかを考えて動いています。考えなくてはいけないことが増える分、視点も広がるのでやりがいを感じます。

――チーム設立初期からOHGに常駐している山口さんですが、組織としてどんな変化がありましたか?

チームができる前に、単独で常駐をしていたメンバーがいました。彼女がすでに、OHGからの信頼を獲得していたので、その信頼をいかに損なわずに引き継いでいけるかを考えていました。
当初は、業務に慣れることでいっぱいいっぱいでしたね。更新方法や、対応方法を丁寧に聞きながら、業務を進めていました。
常駐から2、3カ月経ったところで、常駐メンバーに呉さんがジョインしたので、視野が二人分になり、今まで見えてなかった部分の課題も見えてきたように思います。
自分一人の時は、OHGのマーケティング本部との関わりが中心でしたが、メンバーが増えるにあたって、他部署とのコミュニケーションもスムーズになり、プラスディーからの常駐エンジニアチームとしての存在感をだせるようになりました。2021年の年末に、エンジニアチームとして更にメンバーが増え、体制が整ってきたことで、今までの改善点の洗い出しが一気に進んでいる状態です。

――コミュニケーションをとるうえで気をつけていることは?

時間がないときはすぐハドルやmeetで会話したり、テキストの方がいいタイミングではメッセージを書いたりドキュメントに残したり、適宜一番伝わりやすい方法を考えています。
その他には、仕事の依頼が来た時もなるべく断らないように心がけています。難しい内容の場合は、それを構築する場合のリスク等を提示して代替案を提示するなどで対応しています。

――運用業務をしてきたからこそ気づけたことを教えてください。

運用業務をしていて気づいたのは、初期設計がいかに重要かということです。初めにしっかり設計をしていないと、新しいコンテンツの追加依頼やイレギュラーな対応が発生した時に破綻しかねません。どんなに時間がかかるとしても、土台をおろそかにしないでサイトを作るべきだと身をもって感じました。

ものづくりが好きだからエンジニアになった

――プラスディーに入社したきっかけは?

新しくスキルを伸ばせる環境を探していたことがきっかけです。前職は地元の熊本の制作会社で、楽天やヤフーなどの決まったプラットフォーム上でのECサイト制作をメインに担当していました。より幅広いサイト制作に携わりたいと思って研究をしている中で、プラスディーがつくったLPを見つけたんです。アニメーションのクオリティが高く、どんな実装をしているのかとても気になって、こんなサイトを作れるようになりたいと思ったのを覚えています。最初は地元の熊本で働き続けるか、福岡まで出るかで悩んでいたんですが、思いきって東京に出ることを選びました。不安もあったんですが、「駄目ならまたその時考えよう」って。それよりも新しいことが始まるワクワク感が大きかったです。

――何故エンジニアになろうと思ったんですか?

これという理由はないんですが、ものづくりが好きなことがエンジニアになるきっかけだったのかもしれないです。高校の時くらいから、趣味で個人的なブログサイトを作ってました。当時はまだブログが一般的ではなかったので、1から作り上げていく中で、単純にHTMLって面白いなと思って。一人で勉強するのも限界だったので本格的に学ぼうと思い、専門学校に進学しました。専門はWebだけではなく、映像制作やゲームで使う3DCGも学ぶことができたので、興味の幅は広がりましたね。

――入社後はどんな業務を担当していましたか?

OHGに常駐する前の業務で一番記憶に残っているのは、アニメジャパンのイベントのサイトです。3年連続で担当していました。イベントは春なんですが、サイト自体はその半年前からスタートして、更新や運用をしていました。佳境になるとスケジュールもタイトになってきて、1月なんかは夜遅くまでやってましたね。その他にも、大規模な案件に関わることが多かったです。

土台となるオペレーションをデザインすることで仕事をスムーズに進めたい

――自身を「Operation Designer」と定義した理由を教えてください。

常駐を始めた当初は、マンション販売のLP制作や、本番サイト更新内容を聞かれることが多かったんです。仕様、サーバー、CMSの内容にかかわるものですね。質問されて、自分でわからないところはOHGの方に聞いたり、以前の担当者と連絡を取ったりして一つ一つ解決していきました。
OHGに常駐していて、OHGとプラスディーのどちらのことも把握できる立場にいるからこそ、技術的なところでお互いのコミュニケーションがスムーズに進められるようにしたいという考えが生まれてきました。

そのためには、それぞれの認識のずれを最小限にすること、土台となるフローを整えて両者で共有することが必要だと考えました。それで、自分がOperation flow(業務フロー)をデザインする人間になろうと思ったんです。

――最も「Operation Designer」の力を発揮した案件は何ですか?

OHGの専門職用の中途採用サイトの制作です。監修をOHG、制作をプラスディーというチームで行いました。その際に、OHGのウェブ開発課のメンバーとして、プラスディーのメンバーと連携を図って、検証やレビュー等の確認作業を担当して公開することができました。

私たちがまず行ったのは、オペレーション・フローを改めて定義していくことでした。
このプロジェクトはサイトを公開するだけではなく、運用が必要となります。そのため、誰が携わっても一定のクオリティを確保し、スムーズに進行できるワークフローをデザインする必要がありました。
「どこのチェックが必須であるべきか?」など時間をかけてメンバー全員で意見を交換し、丁寧に進めました。結果、このプロジェクト以外にも流用できる共通マニュアルを作り上げることができたんです。

オペレーション・フローやルールは2022年の5月ごろにようやく決まったので、中途採用サイトが決まったオペレーションで進める案件の第一号でした。サイトを公開するにあたって、決まったばかりのルールに沿ってどうリリースしていくか?を考えていくのが、一番大変でしたね。複数のエンジニアが書いたコードをレビューしていく作業もありました。
振り返ると、エンジニアというよりは、テクニカルディレクターのポジションが近かったように思います。

運用には新しい技術の獲得が不可欠

――まわりからはどんな人だといわれますか?

淡々としていると言われることがあります。表情に出していないだけで、内心は焦っていたり、慌てていることもしょっちゅうです(笑)。落ち着いているように見えるのか、あまり心配もされないので、顔に出せない分、損かもしれないですね。

――どんな人と働きたいですか?

コミュニケーションを楽しく取れる人と働きたいです。
そのために自分ができることは、わからないことがあれば気軽に聞ける環境や関係の構築なのではないかと考えます。お互いが切磋琢磨して成長していくことこそ、コミュニケーションの醍醐味だと自分は思っています。
前職では、わからないことは自分で解決していくしかなく、調べ方からわからないなんてこともあったのですが、プラスディーに入って、親身になって話を聞いてくれる上司とも出会うことができました。今も、たくさんの部署やチームのメンバーと一緒に運用の業務を進めてきた経緯があるので、何か問題があれば一緒に話して解決していきたいです。自分もそのいい文化を継承してチームのメンバーや仕事で関わる人たちに還元していきたいです。

――今後挑戦してみたい案件や、ポジションを教えてください。

運用業務というと、同じことの繰り返しをしていると思う人も多いと思うのですが、そうではありません。同じサイトを見続けているからこそ、ユーザーにとってより使いやすいサイトにするための視点が養われていきます。アップデートのためには新しい技術の獲得が不可欠です。エンジニアの性分なのか、知らないことを知るのが、昔から好きなんですよね(笑)。わからないことがわかるようになるためにはやってみるしかないと思っているので、必要な技術の習得を進めていきたいです。
その他にも、よりよい運用業務の進行のために、オペレーション・フローの明確化や簡略化もしていきたいと考えています。
もちろん、エンジニアとして、モダンフレームワークなど最新の技術も取り入れられるようにスキルアップしていきます。

写真:西田優太

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