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【新卒3年目対談】知らないことを知りたいと思うのが仕事への原動力

2023.06.14

今回インタビューをするのは、2021年にプラスディーに新卒入社した小川さん(写真右/下)と奥村さん(写真左/上)。年次に関わらず活躍できる環境があるプラスディーで、ディレクターとして日々業務に取り組んでいます。活躍をしている二人にプラスディーで感じたこと、どんな人と働きたいかなど、3年目のディレクターとして等身大の言葉をお届けします。

Profile
奥村 千菜実:ディレクター

在学中に、海外ボランティアやイベント運営などを経験。今まで触れてこなかった世界に衝撃を受け、物事に対する見方が大きく変わる。この経験から世の中に価値を生み出す仕事に惹かれ、プラスディーに2021年新卒入社。代表的な担当は、食品メーカーフジッコの新ブランド「Beanus(ビーナス)」のクリエイティブ制作。オープンハウスの専門職採用サイト。株式会社ヒュープロの採用ブランディング及び採用サイト新規開発等。

小川 瑞生:ディレクター

製菓の専門学校でチョコレートの製造工程を学びながら、学生経営のカフェでメニュー開発やCSを担当。様々な施策を打ち、人と協力することやマーケティングに面白さを感じていたところ、仕事に対する考え方や成長できる環境が多くあるプラスディーと出会い、2021年に新卒入社。代表的な担当プロジェクトは、TOHOシネマズアプリのキャンペーン企画や、マウスコンピューターのバーチャルストア企画制作、NPO法人クロスフィールズのブランドサイト、日本を代表する映画のVFXを多数手がけるSpade & Co.の コーポレートブランディング等。

二人が直近担当したプロジェクトとは

まずはお二人が直近担当したプロジェクトについてご説明します。
小川さんが担当されたのは、映画を中心にドラマ・CM・PVなどハイエンドなVFX制作を行うSpade & Co. Inc.の コーポレートブランディングです。プラスディーでは、担当者や代表へ複数回インタビューを行い、ブランディングの課題を抽出。ブランディングにおいて重要である、キーコピー/メッセージを策定しました。UI/UX設計から、デザイン、フロントエンド・バックエンド実装までを一貫して進行しています。制作したコーポレートサイトは、Webデザインの世界3大アワードである「CSS Design Awards」で、Website Of The Dayを、「FWA」で、FWA Of The Dayを受賞しました。

奥村さんは、士業・管理部門特化型の転職支援サービス『Hupro』を運営する、HRテックベンチャーの株式会社ヒュープロの採用ブランディングを担当しています。株式会社ヒュープロは、サイバーエージェントなどから約7億円の資金調達を行い、成長率300.1%と圧倒的な成長を遂げているスタートアップ企業です。奥村さんはディレクターとして代表である山本社長に課題解決のためのヒアリングを重ねました。採用ターゲットに対して訴求するメッセージと共に、その世界観を伝える上でも重要なデザイン、キービジュアル、採用アセットとして使えるスチール撮影、そして採用サイトにおけるUI/UX策定から、公開後のサイト運用のしやすさも意識した実装などをプラスディーで手がけています。

――担当したプロジェクトの中で印象に残っているものを教えてください。

奥村:株式会社ヒュープロの採用ブランディングプロジェクトです。代表の山本社長へ直接ヒアリングができたことで、クライアントのビジョンに対して共感し、クライアントと同じ目線でプロジェクトに向き合いアウトプットへと繋げられたことが特に印象に残っています。プラスディーでは、主語(WHO)の明確化から、共感(WHY)~戦略(HOW)~実行(WHAT)新たな課題(NEXT WHY)を土台にした「&DESIGN FLOW」の考え方でプロジェクトを進めています。プラスディーが大事にしていることを自分が担当した案件で体現できたというところも印象に残っているポイントです。
小川:私は、Spade & Co. Inc.の コーポレートブランディングが特に楽しいと感じたプロジェクトでした。0からヒアリングを行い、どんな課題があるのか、解決のためにはどんなアウトプットが良いのかなど、何もないところから作り上げることを初めて行ったことが特に印象に残っています。外部のエンジニアとのやりとりを含めて実装やデザインの素晴らしさを体感し、ディレクターとしてどう立ち振るべきか?を考えさせられた案件でした。

――奥村さんと小川さんはお互いの仕事について相談などはしますか?

奥村:意見交換はそんなにしないですね。でも、小川の案件はすごく気になる(笑)。例えば先ほど話に出た、Spade & Co. Inc.のプロジェクトをみて、自分が担当する案件で高いクオリティでのアウトプットをするにはどうしたらいいのかを考えたりはします。あとは、オープンハウスグループのプロジェクト内でGoogleAnalyticsでのWebサイトの数値分析やABテストでの効果検証など、マーケティング側面の強い案件も小川は行っているので、専門的なスキルを自分も身に着けたいと思うことはあります。
小川:急なんですけど私は、奥村を尊敬してるんですよ。でも同時に悔しいって気持ちもあるっていうか(笑)。奥村が課題の整理やターゲットの深堀りを緻密に行っているからこそ、クライアントの課題解決に寄り添うアウトプットができているんだと感じることが多くあります。そこが、自分も取り入れていきたいと感じている部分です。
奥村:お互い得意とする案件の系統が違うかもしれない。例えば、小川の担当するプロジェクトは関係者が多い印象があって、色々な意見が飛び交う中での情報整理と併せて、ディレクターとして目的を提示し続けチームをゴールに導いていくディレクションを行っていると感じます。その方法や過程をどうしているのかが気になります。
小川:情報を集めて整理する部分は、どのプロジェクトでもやっていることは変わらないかも。ビジュアルのイメージや実装時の動き含めてインパクトを重要視しているプロジェクトにアサインされているのは感じます。

完璧な人間になりたいのは「それがかっこいいから」

――社会人として自分の意識が変わったと感じたタイミングはありますか?

小川:私は、あんまりないです。学生時代のアルバイトで、学生経営のカフェでマーケティングもしていましたし、そもそも働くのが好きなんです。プラスディーは、若手や年次に関係なく挑戦したい人に裁量権をもたせてくれます。だからこそ、責任をもって仕事に取り組みたいと思えるし、任されて信頼されることにモチベーションを感じて、また仕事を頑張ろうと思えるんですよね。そういう環境が提供されているからこそ、自分が頑張った先に信頼や成長がある良いループを感じて、今まで走り続けています。
奥村:2年目に入ってから仕事に対しての意識は変わったように思います。1年目のときは自分のことに精いっぱいで物事の捉え方が自分視点だったんですが、2年目になり先輩の立場になって、会社視点で後輩をどう育てていくべきか?という視点を持てるようになりました。1年目のときは、自分の感情を仕事に持ち出してしまうことが多かったように思います。

――3年目になった今はどう感じますか?

奥村:3年目っていうより、関西支社が出来て自分が配属されたことが意識の変化として大きかったかもしれません。関西支社の設立が2023年の1月。任されたというには言い過ぎですが、在籍メンバーもまだ少ない中で、関西支社を作ってよかったと思ってもらえるようにしたいという意味で組織としての視点が自分の中に備わったように感じます。

――働き出してからの挫折経験を教えてください。また、どのように自分の中で乗り越えましたか?

小川:できないことは常にあるし、完璧にできたって思えたプロジェクトは1個もないです。本気で取りに行ったコンペで勝てなかった経験もあります。挫折といわれたら挫折ですが、できないことがあるからこそ、「じゃあこれを直せばいいんだ」という課題が明確になっていくので、私は挫折と思ってはいないですね(笑)。トライアンドエラーを繰り返すことで、自分の伸ばすべき部分が見えてくると感じています。

入社1年目の小川さん

奥村:挫折で思い出すのは1年目で初めてメインで担当したプロジェクトです。当時は右も左もわからない中でなんとか食らいついていたんですが、クライアントとの打ち合わせのあと、上司に「クライアントへの言葉遣いや話の組み立て方が全然よくないから録音を聞いて反省点をまとめて」と指摘をいただきました。悔しかったんですが、「自分が頑張ったかどうか」は重要ではなく、結果的に「クライアントから信頼される打ち合わせだったか」という視点に目を向けるきっかけになりました。また、自分が担当したときは全然通らなかった提案が、上司が担当した時にはすぐ通ったという経験も悔しかった思い出として印象に残っています。自分なりに頑張ったけど何が駄目だったんだろうと考えたとき、自分がした提案は自分本位で、クライアントが求めているものや意図を組めていなかったことに気づきました。当たり前のことではありますが、相手の立場に立って実現可能性を考えることや、先を見据えた提案のイメージが沸いたきっかけの案件です。

入社1年目の奥村さん

――小川さんは、23新卒の研修設計にも関わっていましたね。忙しい中でもやりたいことに関わっていこうという意識はどこから湧いてきますか?

小川:機会ってその時しか回ってこないじゃないですか?だからこそ、少し大変な思いをしても、成長できるタイミングを逃したくないと思い、やりたいことには率先して手を上げるようにしています。やりたいことがあったら時間を作ればいいわけですし、できないことはないって考えで仕事に取り組んでいます。

――なるほど。うまくいかなかったことを起点に自分を鼓舞できたのはお二人の性格によるものでしょうか?

奥村:性格はあると思いますね。負けず嫌いだと思います。ただ、自分は頑張りたいものとそうじゃないものの温度差が激しいのですが、今はその「頑張りたいこと」の対象が仕事なので、仕事が楽しいと感じることの方が多いです。
小川:私は、完璧な人間になることがかっこいいと思っているんです。できないという状態からできる状態に変えるためにどうしたらいいかを考えて常に動くようにしています。これは、自分の根本に昔からずっとある考え方かもしれません。ただ、プラスディーに入社して上司からアドバイスをもらったり挑戦の機会や裁量を与えてもらったりして、より強く思えるようになったとは感じますね。

――お二人が仕事を楽しいと思うタイミングを教えてください。

小川:いっぱいあるんですけど。人と話してる時が一番楽しいです。それはプロジェクトに関わらない雑談も含めて(笑)。例えば、デザイナーとの会話で「こうした方がいいんじゃないか?」と案を出し合い、職域に関係なく、認識をすり合わせていく過程に自分と違う人生を生きてきた人と同じゴールを目指しモノづくりをする面白さを感じています。常に新しい発見がありますね。
奥村:小川の言葉にもありましたけど、「知らない世界を知る」ことに私も仕事の楽しさを感じます。私は特にクライアントと話す中で、全く知らない業界の知識を得ることや、そこで働く人たちが仕事のどんな部分にやりがいを感じているかを知り、それを世の中に伝わる形でアウトプットしていくことに仕事の醍醐味を感じています。私は、採用ブランディングに関わるプロジェクトを担当する機会が多く、ヒアリングした方の仕事観や人生観に触れたうえで自分が条件整理した情報を、デザイナーやコピーライター、エンジニアがアウトプットに落とし込んでいくことにモチベーションを感じています。特に社内メンバーが制作したデザインやコピー、アニメーションを見るといつもテンションが上がります(笑)。

――なるほど、奥村さんは0を1にしていく仕事が好きなんですね。

奥村:そうですね。そこは特に熱量を持って取り組んでいると思います。実は今日、クライアントへ提案に行ったんですけど、「なんか、勢いがある話し方だね。どうやって身に付けたの?」って言われました。これも上司から受け継いだものですね(笑)。

熱量がある人と一緒に働きたい

――どんな軸をもって就活をしていましたか。

奥村:学生時代に尊敬していた大人の方々が会社の規模に関係なく、やりたいことを仕事にしていたことが、自分の就活の軸に大きく関わっていました。特に、やりたいと思ったことを口だけで終わらせず、自ら実行・実現していく大人になるにはどうしたらいいかを考えていく中で、裁量権を持って仕事ができる小規模の会社を探していました。バリバリ働きたかったので。
小川:奥村と同じくバリバリ働きたい想いが強かったので、真剣に仕事に向き合ったうえで仕事を心から楽しいと思えるようなそんなストイックな環境の会社を探していました。年次に関係なく仕事で成果を出したいので、若手にも裁量権がある会社を注力して見ていました。

――お二人がプラスディーを知ったきっかけを教えてください。

小川:若手への裁量権の有無を大きな軸としていたので、ベンチャーやスタートアップ企業を中心にWantedlyで就職活動をしていました。そのタイミングで、「誰かがつまらないというこの世の中は、僕たちにとってはたまらなくおもしろい。」というプラスディーの新卒採用の募集コピーに惹かれてオンライン説明会を受けました。説明会にほとんど全社員の方々が参加されていて、説明会の雰囲気も相まって本当に社員全員が仕事を楽しんでいると感じたのを覚えています。
奥村:小川と同じく、スタートアップやベンチャー企業を探している中で知りました。これも同じなんですが新卒採用の募集コピーに特に惹かれましたね。就活をしているときに、農家の方から農業の魅力について聞く機会があり、世間でまだ知られていないことの魅力や面白さを見出して伝えていく仕事につきたいと思ったんです。この背景をもって就活をしていたので、価値観が合っているという意味でもプラスディーにとても惹かれて、エントリーをしました。入社して今まで働き方や姿勢の部分でギャップを感じたこともないです。

――どんな人と一緒に働きたいですか?

奥村:自分の仕事に対して面白さと魅力を見出して、前のめりに働いている人です。また、与えられた仕事をただこなすのではなく、「これって目的からすると本当はこうなんじゃないですかね?」と自分なりの考えを示してくれる人と働けると、自分が考えつかなかったような新しい視点をもって仕事に取り組めると感じます。自主的に物事を深く捉える努力をする人と働くことができると更に仕事が面白くなると思いますね。
小川:熱量がある人です!さっき、様々な背景の人と一緒にモノづくりをすることに楽しさを感じる話をしましたが、仕事を「仕事をすること」って限定的にとらえず、新しい発見をするきっかけとして捉えられる人と働きたいです。いい意味でこだわりやクセがあればあるほど一緒に仕事をしていて魅力的な人だと感じます。

――どんな人ならプラスディーで活躍できると思いますか?

奥村:負けず嫌いな人、あとは自分の未来に希望を持ってる人かも。「楽しい気分でいられるのは学生の時だけ。社会人になったら終わり。」みたいな考えではなく、例えば、学校以外にも自分の熱中できることを外へ探しに行けるマインドがある人や、新しいことを知って受け入れることに楽しさを感じる人であれば、プラスディーで働くことをとても楽しく感じられると思います。私は今、自分が目指すべき社会人になるために必要な経験を積みたいから働いています。他の友人達と比べたら労働時間は多いかもしれないけれど、人生って仕事をする時間が一番長いわけじゃないですか?だからこそ仕事を一番楽しめる人間になりたいって思うんです。
小川:主体性がある人ですかね。言われたことをただこなすのではなくて、自分がどうしたいかを常に考えられる人。あとは任された仕事の中に自分の中の面白さを見つけられる人が活躍できると思います。私はせっかく働くなら、自分が得するようにあれもこれも全部吸収したい!って思ってるんです。だからこそ、自分が何を選んでどう動いていくかが重要ですし、仕事を通して楽しいことに出会おうと努力できる人が活躍できるのではないかと思います。

二人が目指す未来

――今後挑戦していきたいことを教えてください。

小川:人へもっと共感して、人の人生に寄り添うディレクターになりたいです。自分がより人に共感できるよう様々な視点を持って視点の幅を広げることで、ベストな提案ができるのではないかと考えてます。共感や理解って簡単にできるものではないからこそ、クライアントはもちろん関わる人たちがそれぞれもっと輝ける世界を描きたいですし、そのベストフィットを見つけることで、魅力的な案件や提案をしていきたいです。
奥村:クライアントの持つ課題に対して、手段に捉われず根本的な部分から向き合えるようになりたいです。そのために、自身の経験値やスキルを磨くことが大切だと思っています。昨年からスキルアップの一つの手段として、ヤングライオンズコンペティション(通称ヤングカンヌ)に挑戦をしています。今年はぜひとも優勝したいです。

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